斉藤慶子 さわこの恋 上手な嘘の恋愛講座 監督は廣木隆一、脚本は斎藤博が担当。撮影は佐々木原保志が務めた。平凡なOLが真実の恋愛を見つけるまでを描いた男と女の官能ラブストーリー。斎藤慶子の初主演作。 佐和子は入行8年目の銀行に勤めるOL。ありきたりな日常に満たされないものを感じていた佐和子は、ある日フランス料理シェフの由起夫と出会い、自らの素生を偽り一夜を共にする。由起夫も退屈な日々をもてあましており、佐和子との関係に逃避していた。佐和子の幼馴染み・春子と一郎は婚約していたが、一郎は佐和子への想いを捨てきれず、結婚式の日に亡くなってしまう。やり切れない気持ちを抱えた佐和子は、由起夫へ会いに行くのだったが…。
銀行に勤める入社8年目のOL・佐和子は、そんなごく普通の日常生活に飽き足りないものを感じていた。ある日ふとしたことでフランス料理のシェフ・由起夫と出会った佐和子は、自分を一流ホテルのオーナーのお嬢様と偽り、一夜を共にする。由起夫もまた日常生活にやり切れないものを感じており、そんな日常からの逃避を佐和子との虚構の関係に求めたのだった。佐和子には、春子と一郎という幼馴染みがいた。一郎は佐和子に想いを寄せていたが、現実的な春子と婚約していた。春子は、そんな一郎に自分の気持ちの決着をつけるように勧めるが、一郎は迷いを残しながらも、冗談めかしてごまかしてしまうのだった。佐和子は、そんな一郎の気持ちを知ってか知らずか、ますます由起夫との不思議な関係にのめり込んでいく。春子と一郎の結婚式の日、一郎はやり切れない気持ちで酒をあおり急死してしまう。傷心の佐和子は由起夫に会いに行くが、そこで由起夫の私生活を垣間見てしまうのだった。互いに現実から逃げることをやめ、ありのままの姿で向かい合う佐和子と由起夫。そして由起夫はそんな佐和子にプロポーズし、佐和子も初めて本当の微笑で由起夫に笑みを浮かべるのだった。
「さわこの恋 上手な嘘の恋愛講座」の解説
現代の若者たちの生態を背景に、一組の男女の官能的な恋愛模様を描く。脚本は「Aサインデイズ」の斎藤博が執筆。監督は「童貞物語4 ボクもスキーに連れてって」の廣木隆一。撮影は「激動の1750日」の佐々木原保志がそれぞれ担当。
公開日 1990年11月17日
監督:廣木隆一
出演:斉藤慶子 池田政典 広田玲央名 田口トモロヲ 網浜直子 寺田農 セーラ 長門裕之 入江若葉 大杉漣 下元史朗 藤田めいる だるま食堂 外波山文明 流山児祥