大塚千弘 「東京難民」

大塚千弘 東京難民 格差社会の中でもがく若者たちを描いた福澤徹三の原作を佐々部清監督が中村蒼主演で映画化。突然、授業料の未払いを理由に大学を除籍された時枝修は、父親の失踪で家賃も払えず、遂にホームレスになってしまう。

授業をさぼったり合コンに興じたりとごく普通に大学生活を楽しんでいた時枝修(中村蒼)だが、ある日突然大学を除籍される。生活費を工面していた父親が借金を抱えたまま失踪し、授業料が支払われていなかった。家賃も支払われていないため修はアパートからも強制退去させられ、ネットカフェで過ごす、いわばネットカフェ難民となった。日払いのバイトでなんとか食いつないでいたものの、騙されて入店したホストクラブで高額の料金を吹っかけられ、払いきれずにその店でホストとして働き始める。働くうちに裏のビジネスを目にする修。ホストクラブから抜け出そうにも無傷では抜け出せず、修はついにホームレスにまで転落する……。

「東京難民」の解説
父親の失踪をきっかけに住処を失い日雇い労働者、ホスト、そしてホームレスへと転落していく若者を通し現代の格差社会を描いた福澤徹三の同名小説を、「ツレがうつになりまして。」「半落ち」の佐々部清監督が映画化。脚本は「あなたへ」の青島武。普通の大学生だったはずが瞬く間に転落していく若者を「行け! 男子高校演劇部」「キミとボク」の中村蒼が、ホストとなった彼に入れ込み道を踏み外す看護師を「ぼくはうみがみたくなりました」「ゴジラ FINAL WARS」の大塚千弘が演じる。ほか、劇団EXILEの青柳翔、「絶叫学級」の山本美月、「ROOKIES-卒業-」の中尾明慶、「シャッフル」の金子ノブアキ、「JAZZ爺MEN」の井上順らが出演。

「ハラがコレなんで」の中村蒼を主演に迎え、福澤徹三の小説を実写化したドラマ。父親が失踪して授業料未納となり、大学を除籍された修。家賃も払えずに住む場所すら失くした彼は、日雇いやホストなどで金を稼ぐが、路上生活者となってしまう。

公開日 2014年2月22日
監督:佐々部清
原作:福澤徹三
出演:中村蒼 大塚千弘 青柳翔 山本美月 中尾明慶 金井勇太 落合モトキ 田村三郎 岡村洋一 大谷ノブ彦 吹越満 福士誠治 津田寛治 小市慢太郎 金子ノブアキ 井上順

東京難民