城源寺くるみ(じょうげんじ くるみ、1965年1月26日 – )は、日本の女優である。本名は柔原 くるみ。 蕾の眺め 選りすぐりの名作をデジタル・ニューマスター仕様でDVD化した日活名作ロマンシリーズ。浦安のヌード劇場で働くストリッパーの女と、連日通い詰めていた男の物語を描いたエロス大作。今陽子、佐藤浩市、城源寺くるみほか出演。R-18作品。
蕾の眺め
(つぼみのながめ)
つぼみのままで
乙女のままで
夢をみていたい……
一人、男は女を愛し――
一人、男は女の胸に憧れた――
上半身で語る
衝撃の<性(エロス)>――
監督:田中登
キャスト:今陽子 平田満 佐藤浩市 加藤嘉
脚本:早坂暁
音楽:伊豆一彦
その他スタッフ
原作/早坂暁 撮影/森勝 照明/木村誠作 録音/酒匂芳郎 美術/中澤克巳 編集/山田眞司 助監督/萩庭貞明
【解説】
一昨年、小説新潮7月号で発表された、早坂 暁の同名小説の映画化である。氏自らにっかつの本編用に脚色した意欲作である。勿論、にっかつは元より成人映画の脚色は初めてである。
「蕾」とは乳首が陥没した女性の旨を指す。蕾乳のストリッパーと、二人の男の間に繰り広げられる不思議な愛憎関係を通して<性>、<エロティシズム>を大胆に描写するエロス大作である。
主演は、昭和43年キラーズという男性ボーカリストを従え、シルクハットというボーイッシュないでたちで「恋の季節」の大ヒットを飛ばした、今 陽子。ボリュームのあるプロポーションは抜群で、ストリッパーという汚れ役に果敢に挑戦する。
蕾の旨に性的な執念を持つ元教師役に平田 満。白黒ショウの相手役で佐藤浩市が共演。共ににっかつ初出演である。
監督は、シュールな感覚と美的映像を持つ田中 登。にっかつ本編の演出は、「もっと激しくもっと強く」以来5年ぶりである。
製作は、一昨年の夏のエロス大作「武蔵野心中」と同じ映像プロデュース。